光ケーブルの話 その2

こんにちは、SHO-TAです。
今回も前回にひき続き、光ケーブルをテーマにお送りしたいと思います。

前回は光ファイバの種類やケーブルの種類というテーマでまとめましたが、今回はコネクタと融着の部分の話をしていきたいと思います。

コネクタの種類

光ケーブルのコネクタにも種類は色々あるのですが、弊社でよく取り扱うのは下記の2つのコネクタです。この他にはFCコネクタも見かけることは良くありますが、施工することは稀です。

SCコネクタ

幅5mm位あります

一番使用頻度の高いコネクタです。現場で加工してコネクタを取り付ける場合はこのコネクタのことが多いです。

LCコネクタ

幅3mm位でしょうか

SCに比べると若干小さなコネクタです。こちらのコネクタを現場で取り付けることはあまりなく完成品を使う場合が多いです。
写真ではあまり違いが分からないですね。。。

コネクタの種類もそうなのですが、コネクタを選ぶときに確認しなければいけないのが研磨方法です。
SC/PC、LC/SPCなどコネクタの種類と併せて表記されます。

この研磨方法に関しては現場で見ただけだと分からないので難しい所ではあります。
研磨方法が違っても互換性はあるので接続は問題が無くても、仕様に合って無いコネクタだと当然不具合につながるので注意が必要です。

光ケーブルの融着

光ケーブル同士を接続する時には、上記のコネクタで接続する方法、スプライス素子という接続部品で接続する方法、そして光ファイバーの先端部を熱して溶接の様に融着する方法の3つがあるのですが、最も精度の高い接続方法が融着接続です。

弊社では特別な理由がない限り、ケーブル同士の接続にはこの融着接続を行います。

専用の機器が必要で電源も必要なので準備はちょっと大掛かりになりますが、最終的な作業は機械がやってくれるので安心感があります。
現場で電源を取れるケースはほとんどないので、基本的に大容量バッテリーとセットで持っていくようにしています。

さて、「光ケーブルの話」ということで2回に渡って記事を書かせて頂きましたが、
個人的に現場で一番大事なことは接続面を汚さない、傷付けない事だと思います。
コネクタの先が少し汚れただけでも測定結果に差は出ますし、融着もエラーが出たりします。

あともう一転注意が必要なのは折れたファイバーの取り扱いです。
光ファイバーの素線は細かくて見え辛いのでうっかり触って刺さったりしない様、カスが出るたびに養生テープ等で包んで安全に配慮しています。

ということで、今回もこの辺で失礼したいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。

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